テレビ、言ったもんがち2頁

最近好きなテレビについての大きな独り言2頁!

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その弐拾漆6月某日

"「一新」と「維新」"

 こんな時にこんな事言うのはわたくしめだけかもしれないけど、あの事件の時、2年生の教諭が教室にある電話で110番通話をしたと言う。さすが付属小だけあって、各教室に外線電話が有るんだね。普通の小学校にゃ外線が掛けれる電話なんて職員室に1回線ありゃいい方だがね。
 しかし、あの事件での報道で、どのテレビ番組も「安全のはずの学校が」って言ってたけど、何を根拠にそんなこと言うんだろう。学校ほど密室で、危険がいっぱいな場所はないと思うんだけどなぁ。

 さて、わたくしめが思うに、小泉総理は小沢一郎と一緒にやりたいのではなかろうか。党首討論を2回聞いたところでは、なんかいやに小沢一郎を持ち上げているような気がする。まあ人気はあっても課題は山積み、官僚や党内の抵抗が必死の小泉内閣としては、政界にも官僚にも十分に顔が利く小沢一郎のような人がのどから手を出しても欲しいかもしれない。
 党首討論と言えば、いっぱい時間があるのに大したことを言ってない鳩山民主党代表が「改革志半ばで小泉内閣が倒れたら、民主党が後を継ぐ」なんて言ってたけど、橋龍の時みたいに、大型改革次々やっちゃって人気がガタ落ちした後でも、「後を継ぐ」つもりなんだろうか。
 それはともかく、去年に引き続き各政党のCM評でもしようかと思ったのだけれど、CMとして面白いのはやっぱり小沢自由党ぐらいだよなぁ。前回のバージョンアップということもあるし。自民党は党首がこれだけいやと言うほど全面に出てきたという話題性はあるけど、CMの造りとしてはどうなのだろう、と思う。でも「龍Chanプリクラ」を出していた橋龍でも、こんな事にはならなかったもんなぁ。
おたかさんの社民党が出てこないのでなんだけど、後はどうでもいいって感じだよなぁ。共産党が何年かぶりにCM出したって言っても、すでに一部のマニアの為の政党だもんなぁ。マニアな政党と言えば、共産党と仲の悪い公明党のCMって有ったっけ?まぁ、創価学会のCMはバンバンやってるからいいのか。

 ところで話はまるっと変わるけど、「プチモビクス」って、見てる人いるのかなぁ。なんせあの時間帯は「ズームイン」や「めざまし」、今やそのスタイルが定着した「やじうま」(名古屋は地域ローカルの別番組)とか、角田師範やミニモニも出ている「おはスタ」とかあるから、大人も子供も見ないよなぁ。番組構成もTBSらしく中途半端だし。まぁべつにいいんだけどね。


その弐拾参5月某日

"男たちの賛歌"

 先日うちの子供のために、ビデオを借りてきた。本当は「3匹の子豚」を借りたかったのだけれど無かったので、「白雪姫」を借りてきた。いやぁ、やっぱりすごいよ、ウォルトディズニーがいた頃のオールドディズニーは! 大衆迎合商売第一主義の今のディズニーと違い、素晴らしい映像美で構図も素晴らしい!米国がこんなすごい映画作ってる時に日本では竹槍でB29を落とそうとしてただなんて。。。 でも時代の要請だと思うけど、掃除のシーンはまぁ良いとして、なぜか延々と手洗いのシーンがあったり、魔女になった王女が誰も思ってない終わり方をしたり(鉄の靴を履かせるってのは残酷と言うことか)、ディズニーは今ではキリスト教会と離反しているのに、この映画の中ではお祈りのシーンがあったり、当時というものを色々と伺わせて面白かった。
 さて、うわさの「J.S.A.」を見た。見る前は、いくら中立国が調査するからって「韓国系スイス人」という設定は無理あるんじゃない?と思っていてけど、ああ言う事件があって、それで「朝鮮系スイス人」って訳なんだ、なるほど。
 アジア的に(曖昧に)解決したい両国と、秘めた友情を大切にしたいが所属国の利害にゆれる男たち、その中をJUSTICEを振りかざし、西洋的に女性的に事件の解決を図る「中立国監督委員会」の女性将校。いやぁ、男のドラマだなぁ。
 男のドラマと言えば偶然WOWOWでやっていた「ゴッドギャンブラー・賭神伝説」という香港映画を見て、「挽歌シリーズ」じゃないんだけど面白かった、男のドラマで。ちょうど今週刊少年マガジンで坊や哲ノガミのドサケンにリーのみオープンリーチで負けたとこだもんで、それと重ね合わせて最後にただの「3のスリーカード」で勝っちゃうとこなんか、すかっとしたねぇ。
 ついでに、中国映画「はつ恋の来た道」も見たんだけど、「あの子を探して」は見てないものの、「紅夢」の様なものかと思ったんだけど、COLOMBIA映画−SONY PICTURESの作品らしく、西側チックな中国映画と言った感じだった。「オズの魔法使い」的手法をつかったり、壁に「TITANIC」のポスターがこれでもかと貼ってあったり、笑わせてくれる場面もあり。で内容は、原題が「我的父親母親」、英語題は「THE ROAD HOME」ということで、まあそういう話です。

その弐拾弐5月某日

"おとなげ"

 どうにもこうにもうちの娘は、例のブラピが出ている「503」のCMが好きで、あのCMが流れてくると大喜びで一緒に「♪ご〜まりさん」と唄うのである。この調子だったら本物のブラピが町を歩いても、「あ、ご〜まりさん」と指差すに違いない。だからいつ三好に来ても大丈夫、って来るわけないよなぁ。

 ところで先日、お昼にわたくしめが最近お気に入りにしている豊田市と知立市の境界線に近いところにある喫茶店「ケルン」で、ランチ(定食)を食べながら週刊少年サンデー(マガジンがなかった)を読んでいたのだけれど、その中になんかとんでもない意見広告が載っていた。下手すると見逃してしまうほどあっさりと、そして密かに見開き一面で掲載されていたその意見広告には、誰もが知ってる超有名な漫画家から、俺の知らないけど多分有名な漫画家、そして誰も知らないだろうと言う漫画家まで連盟で名前を連ねていた。
 で、何が書いてあったかというと、今のマンガ出版界では漫画家の権利が保護されていないと言う。なぜなら、漫画本が中古本屋でReSaleされる時に漫画家に対し権利金が支払われず、またレンタルのビデオやCDは一回のレンタルでいくらかのPayBackがあるのだが、貸本屋や最近流行のマンガ喫茶ではそれもない、と言うのである。
 なんともあさましいかぎり、だと思う。いい大人のやることじゃないよなぁ。
 古本屋や貸本屋なんてのはそれこそ手塚治虫の前の時代からあるわけだし、それを最近の中古ゲームソフト販売訴訟に絡めて、同等に権利を主張しようと言うのが許せないと思う。だいたい日本の出版物は「再販売価格維持制度」があるため、それこそ高値安定であるのに、それにあぐらをかいているにもかかわらず更に権利だけを主張しようと言うのは、誠に言語道断浅ましい限りだと思う。
 実入りが少ないんだとしたら、それは出版社との話し合いの上での話であって、我々読者には全く関係ないわけだし。まったく、大人げないよなぁ。

 で、話は全く変わって、ワイドショーで前評判の高い映画「ショコラ」を見てきた。あんまり前評判が高かったので、期待しすぎて損した。「カカオの実入りのスープを飲んだら若い娘に恋をした」って、そりゃ「コーヒールンバ」だがね、おいおい。設定が戦後ってのも安直だし。あと、AntiChrist映画と断定は出来ないものの、イースターの日にキリストの人間性を語りだすだなんて、ちょっとNewAge思想(人間万歳神は要らない)が入ってると思うよ、これ。


その番外編5月某日

"半田の話"

 ゴールデンウィークに何か騒がしいと思ったら、なんか隣の国の金ちゃんとこの長男坊が、このくそ忙しい上に人の多いデズニーランド見たいとかだだこねて、女房子供に2号まで連れてやってきたらしいじゃない。でもってばれちゃって、早々お引き取り願ってたらしいって。でも将来国を背負って立つであろう人がそんな糞味噌に人の多いデズニーランドなんて行かんでもいいのに、それも欧羅巴からお偉いさんぎょうさん来とるときに。京都だと気にいらん客の時は「ぶぶ漬」喰わせてお帰り願うけど、こんどの番頭の小泉さんは、ずいぶん京都風な方どすなぁ。
 ところで降って湧いた半田市長の御食事券。なんかよくある話としてもうどっか行っちゃったみたいだけど。
 半田と言ってどこだか分からないかもしれないけど、名古屋からまっすぐ南に伸びると知多半島という半島に出る。そしてその半島中ほどの一大勢力地であるところが、半島の西側の「常滑」と、半島の東側の「半田」なのである。常滑市はあのINAXの本社があり、それ以前から常滑焼きの本場であり、最近では競艇場もあり、そして成田関空と、いや韓国などアジアと対を張る(つもり)の「中部国際新空港」(2005年開港予定)も現在建設中である。 そんな昇り調子の常滑市に対し半田市は、あの「おむすび山」などのミツカン酢の本社はあるものの、江戸時代には灘と並び称されていた(?)酒造りも斜陽し、競艇を常滑に譲った代わりに得た貿易港としての地位もさっぱり(整備して土地はいくらでもあるけど)だし、駅前のユニーは潰れるし、無理矢理誘致したヤオハンは潰れるし、もうそんな状態。で、そんな閉塞状態の半田市に改革の風を吹かせてくれるであろうと思ったのが、収賄で逮捕されちゃった市長なのである。
 県議から鞍替えし、現職候補に対し保育料や水道料の値下げなど抜本的な改革案を提示し、当選したのであった。ところが議会との軋轢は深く、新年度予算も何回も提出し直し、やっと通過したのはなんと執行年の4月に入ってからである。それでも何となく改革に期待していたのに、何やら怪文書が流れていたそうである、或る所では。市長が自分の建設会社と癒着していることの怪文書である。それがその通りだったらしい。(市長側は認めているとのこと)
 半田で怪文書が出回ったのは今回が初めてではなく、依然前回選挙で負けた市長がその前に負けたときにも出回っていたらしい。
 それは兎も角、わたくしめの妻の家では、近所のよしみで応援したのに裏切られた、ととてつもなく残念がっている、と言うことである。新春の伊勢詣でだって、選挙応援だってしたのに、と。

その弐拾壱4月某日

"むかしの光〜"

 新総裁誕生!!なんと選挙マニアの大川興業の新総裁に、エガChanこと江頭2:50が圧倒的民意を持って選ばれ、大川総裁はどこかのポマード男のように、圧倒的多数で勝つと見られていたのに敗退したのであった。あ〜あ。
 さて、あれだけ見たいと思ってたのに公開し出すとなんか見る気がなくなって、未だに噂の「ハンニバル」を見ていない。そのかわりアカデミーをいっぱい獲った「グラディエーター」を見てしまった。見に行くまで知らなかったんだけど、スピルバーグの手兵のDreamWorksの作品だったのね。なるほどそう見ると、お得意の米国キリスト教界すり寄り姿勢の「家族愛と友情」に溢れ、「ローマを今まで信じていたけれど、これからもローマを信じて行くわ」などといった大国亜米利加大好き表現もあったり、ありゃ確かにアメリカ人受けする映画だわ。
 大体「ベンハー」にしても「ポンペイ最後の夜」にしても「サムソンとデリラ」にしても、戦後すぐで映画に対しての規制が強く、殺伐とした映画は聖書関連の演目に限られていた(逆に言えば古き良き時代の米国)ため、あの時代はああいう大仕掛けの映画を作らざるを得なかったという側面もあったのだけれど、今回の「グラディエーター」はキリスト教会すり寄り姿勢のDreamWorksとしては、古き良き「ベンハー」の時代を思い出してもらって、教会関係者の御機嫌を得ようと言うわけみたい。 手柄よりも栄光よりも先に家族愛を一番全面に出し、個人主義に走りそうな現代米国に警鐘を鳴らすと共に、腐敗しきったローマ帝国と経済が落ち目になりそうな米国とをダブらせ、ローマ帝国=大国としての米国は、世界での復権は可能、なんて思わせたり。
 「シンドラー」でユダヤ人社会からも受け入れられたスピルバーグ率いるDreamWorksが、家族愛で米国のキリスト教会を味方に付けているのに対し、たとえば「タイタンズ」で友情を描き、黒人社会の同意を得ようというディズニーの思惑もあったり。でもディズニーの得意芸は「ムーラン」にしてもそうだけど、愛(または恋)こそが世界を救う、というもんだけどね、もちろん結婚する前までのよ。家族愛なんて昔のディズニーアニメにはあったけど、今の商業主義ディズニーには微塵もないもんでさ。

その弐拾4月某日

"ぎふのはなし"

 しっかし、「マックリブ」って一体なんだい!ロッテリアの人気商品「ふるポテ」のマネにして「シャカシャカポテト」なんて売り出したと思ったら、今度はロッテリアの一番商品「リブサンド」のマネまでするとは!大体、マクドナルドとコカコーラとディズニーはアメリカの生んだ3大寡占会社(今はマイクロソフトも仲間だけど)だと思っているけど、他社の数少ない人気商品まで売るだなんて、ここまでやるかい?これで「エビバーガー」まで売ったら、ほんまもんのいじめだと思う。それでなくても田舎だとロッテリアなど見当たらん(バーキン、ウェンディーズなんてまず有りえない)でマックしかないのに!
 それはともかく、岐阜の話。岐阜県にもFMのラジオ局が開局、周波数が80.0MHzって、TOKYO-FMと同じなんだけど、滋賀県内ではfm802との混線があるらしい。そんな岐阜県に降って湧いた岐阜市長選挙違反の話。
 顛末はこうである。戦後40年、長野県知事と同じで市役所関係者しか市長になっていなかった県都岐阜市に、全く関係のない候補が4人も出、焦った現市長と市役所幹部は市役所丸抱えで市長選挙を戦い、現職市長はそのまま当選したのである。そして選挙後の今頃になって市長室長や幹部などが選挙違反容疑で辞任、逮捕となったのである。
 さて、市長は?今のところそのまま在任している。これだけ市長の側近が逮捕され、市長の関与もあると思われるのに在任したままなんて、なぜ辞任しないの、と思っていたところ、ツボイノリオの聞けば聞くほどに来た投書に、「辞めるべきでない」というモノがあった。なぜなら彼は選挙によって市民の総意によって市長になったわけであり、辞めさせたければ市民によるリコール運動かなにかで辞めさせればよい、と言うのである。 確かに。しかし今のところ保守大国岐阜から辞めれろと言う声は聞こえてこない。

その拾仇3月某日

"ハンニバルが待ちどうしい"

 「月9」で、噂の宇多田ヒカルが主題歌を唄い、噂のキムタクがちょっと間の抜けていてるけど切れ者の検事役をやっていたドラマが終わり、今度はなんと天下の公共放送NHKが「月9」枠で本格派検事モノドラマをやるらしい。まぁ、あたしゃどっちも見ないけどさ。
 ところで今巷では、映画「ダンサーインザダーク」がものすごく評判良いようで、ズバ抜けた映画評論をいつもわたくしめにしてくれるもっとも信頼する友人が、あまりの素晴らしさに驚いてメールを送ってきた位なんだけど、なんかみんながあまりにも良いって言うもんだから、「リトルダンサー」と、北野武の「BROTHER」を見てきた。ついでに「ダンサーインザダーク」の監督が前作で造った「奇跡の海」も。
「リトルダンサー」:サッチャーイズムとも呼ばれる大型の経済改革を矢継ぎ早に進めていた時代、炭坑閉山スト騒動さなかの田舎町での少年の、そういう話なんだけど、BBC制作らしくほんわかと描かれていて、かわいい男の子たちのいじらしい姿もあり、観客におばさんファンが多いのもうなずけた。
「BROTHER」:わたくしめが見る北野映画は「菊次郎」に続いて2作目だもんで、何で北野武がああいう間のはずし方をしたり、変な撮り方をするのかが分かった。「菊次郎」のような淡々とした作品だと、ああいう間の取り方をするとただの調子外れなんだけど、あれだけ血なまぐさいシーンが続くとああいう間のはずし方は心地よくなるんだね。まぁ今までの「日本映画」の慣習にとらわれてない良い方の映画だと思うけど、う〜む。北野ファンの間では「やっぱりソナチネが良かった」と言う話らしい。
「奇跡の海」:英国国教会や慣習や大衆への批判、そして2人だけの新しい愛の形と言うことなんだろうか。弱い者に世間は冷たいと言うことなのだろうか。「ダンサーインザダーク」の前作であるこの作品も、確かカンヌで賞を獲っている。でも俺としては「??」と言う感じだった。
ついでに
「トレインスポッティング」:麻薬撲滅運動のための映画らしいけど、なんかうわさになってたからもっと面白い映画かと思った。
「雨あがる」:古き良き黒沢映画の後継としては、正しい映画の撮り方をしていると思う。そういう映画だった。確かに奥方がとっとと進んでいってその後を旦那がトボトボと進むというのもおかしかったけど。

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