テレビ、言ったもんがち3頁

最近好きなテレビについての大きな独り言3頁!

DATE"TITLE"
その拾発3月某日

"近頃の○○は・・"

 どうも最近日本語が乱れているような気がする。それも「いまどきの若い者」でなく、いい歳した、それも我が日本国を代表する人の発言である。(ちなみに森総理は論外ね。) 何事かと言うと、不信任決議案が否決された後に某公明党の一番偉い人が、「内閣は信任されたが、森総理が信任されたわけではない」と宣ったのである。 それと時同じくして、公明党ととっても仲が悪い党(共産党の事ね)の代表が、下げ止まりの気配を見せない株式市場を見て、「抜本的な株価対策に乗り出す用意がある」だなんて、ついこないだまで社会主義革命闘争を標榜していた党(全ての民間企業を国有化して、富(豊かさ)を全ての人に対し公平に分配しようと目論んでいる党)の代表とは思えないような発言をしたり。また、日本で一番株を取り引きする東京証券取引所が株式会社になるとも聞く。なんかみんな、日本語の使い方、きっと間違ってる、と思っているのはわたくしめだけでしょうか。

 それはこっちに置いといて、例の「松本サリン事件」を題材にした映画が出来たそうである。まだ見たわけではないが、この手の和製ドキュメンタリー映画の例に漏れず、多分見ても全然面白くも何ともない(出来が良くない)映画だと思うけど。それはともかく、あの事件でマスコミによる冤罪が公然と行われ、我々一般人はあの人が犯人だと思っていたのはまちがいない。
 先日日テレの昼のワイドショー番組の「ザ・ワイド」で、「なぜ辞める、フジTVの女子アナ」と言うお節介な企画をやっていて、その中で草野さんの隣に座っている女子アナが、フジTVは他局であり、それぞれのTV局の事情があるだろうから一概には言えないとしながらコメントしたのは、「辞めることはなぜいけないのか」と言うことだった。普通の会社だって女子社員が長年在籍しているとお局としていると色々あるのに、なぜ女子アナだけが色々言われるのだろう、と。
 報道というのは大切だと思う。情報がないと、悪いことし放題の人もいるだろうし、特に政治家なんてもっと報道されてしかるべきだと思う、けど、物事事件情報の一面のみしか見れない場合、全く危険であると言うことも併せて考える必要があるわけで。
 先程の「松本サリン事件」の映画の出だしは、地元の高校生が自らあの事件の取材をするところから始まっている。現実にも地元の高校の放送部の子たちが実際に自分たちで取材を行っている。真実とは自分の目で見ようとすることだと思う。  がんばれ!若い者たち!


その拾漆2月某日

"セガ、ガガガ!"

 計らずもこの春、セガからDC用大型新ゲームが発売されると言う。内容はなんと、経営危機に陥った「セガ」を再建して立ち直らせていくというシュミレーションゲームで、タイトルは「セガガガガ」!
 「シーマン」でも「サカつく」でも「シェンムー」でも動かされなかった我が心だが、この石野真子の「春ららら」のようなタイトルと、会社の危機的な状態をもゲームにしてしまうと言う、分かっちゃいても普通そんなゲーム製作しないのにしてしまった製作陣の心意気に心動かされて購買意欲がわいてきた。見たい!でもまぁ多分、買うことはないだろうと思うけど。
 セガって会社は、なんだかんだ言ったってアーケード用(ゲーセン用)ゲームではいまだトップシェアであり続けているし、DCだってサターンだって、マニアの心をとらえて離さなかったわけだし。まぁ、そのセガマニアのために言うとすれば、VHSより画質が良くても敗退したベータもあった、と言う歴史もあるわけだし。それにマリオやピカチューは別格として、PSはメインキャラを作れなかったけど、セガにはソニックがあるし。
 ただ、サターンにキーボードとプリンター(別売)付けてワープロ機能持たせてみたり、DCをWIN-CE仕様にしてインターネット機能付けたりと、ハードの面では先見の明が無いというか、あんまり色々考えてないと言うか、無難過ぎだよね。PS2の主購買層が、高価なDVDプレイヤーの替わりとしてDVD映画見たさに買っているという現実と比べると、一歩先を見る目が無いというか、超々現実主義で新しいことをやれないというか、やっぱり無難すぎるよなぁ。
 ちなみに「セガガガガ」はDC製造中止発表の前に発売予定になったので、別に意図はないとのこと。
追記:「ドリームキャスト」生産中止の知らせと時同じく、CSK(セガの親会社)の最高顧問である大川功氏が亡くなられた。セガ再興とDCの覇権を夢見ていた男が、DC生産中止と時同じくして亡くなったと言うのも、「最もらしい」とも言える最後である。

その拾陸1月某日

"試験とバババァの日々"

 うわさの「バトル・ロワイヤル」を見たけど、R-15指定するほどのモノかなぁ。あんなのがイカンかったら、ジョン・ウェインなんてどれだけのインデアンを虐殺してきたことか。内容的の話をすると、俺は2人が街の中に消えていくラストがいやだなぁ。
 さて年明けて、WOWWOWに入っている親から大量にビデオが送られてきて、とにかく斜め読みならぬ「斜め見」しているので、ざっと評論。
「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」:うわさには聞いてたけど、うわぁ、これはすごい!家庭用ビデオと簡単な白黒フィルムだけのかんたんな映像、本当にいるのかどうかわからない忍び寄る影、それとどうなったか全然わからない謎なラスト。う〜む、引き込まれるねぇ。制作費をたっぷりかけた何処ぞのテレビ番組より、よっぽどドキュメンタリ−っぽいもんなぁ。
「海の上のピアニスト」:去りゆく物への郷愁って事なんだろうけど、あのラストは問題だろう。あのラストさえ無ければ「文部省推薦映画」にもなれると思う。途中がまあまあ面白く見られたのにねぇ。
「8mm」:全作の「セブン」が良かっただけに、期待度三重丸だったのに、ひどいなぁ。普通のサスペンスじゃん、ひねりがない!
「スタートレック(叛乱)」:新シリーズの何作目なのだろう。とにかく有名な定番シリーズ。今回は宇宙での戦闘もワープも無いけど、まぁ安心してみられるよなぁ。実は結構好きだったりして、こういうの。
「ボーイミーツガール」(仏):日本映画ってのも、小津とか黒沢とか、過去の亡霊に結構縛られているとこがあるけど、フランス映画ってのもあのヌーベルバーグの頃の映像造りに縛られているのかねぇ。ゴダールとかブニエルとかをモチーフにして造っただけの映画って感じで、つまらんかった。
「グリ−ンズ・暗闇の殺戮部隊」:副題は無い物と思って下さい。そうすればまぁまぁみられると思う。ベトナム戦争映画だからってこの副題はないよなぁ。だって戦闘シーンなんてチョビッとしかないんだよ。ベトナム戦争ネタってのも出し尽くした感があるから、こんなネタで勝負なのか。

その拾伍1月某日

"振り向けば、ミトコンドリア!"

 いやぁ、ついに来てしまいましたねぇ、21世紀。ケンシロウもMAD MAXもターミーネーターも無く、ただ永瀬のカップヌードルだけがあった20世紀。別に終末思想に凝ってるわけじゃぁないし、新世紀が来ることは百も承知なんだけど、まさかその時を自分が迎えるとは夢にも思わなんだもんで、まるで伊勢物語の最終章にある歌、
「つひにゆく道とはかねて聞きしかど きのふ今日とは思はざりしを」
なんていう気分になってくる。そんなこんなで幕開けした2001年、どこかがやるだろうとは思いっていたのだけれど、ローソンが年明け早々に「2001年普通の旅」なんてCMをやりだした。こういったものは早い者勝ちだもんなぁ。 そして今まで散々「Mr.ローソン」なんて言って持ち上げていたKONISIKIは、影も形も無くなってしまった。こんなに早く離婚が影響を及ぼすとは、本人も思ってなかっただろうに。おにいちゃん(花田勝)も気を付けてね。
 えっと、こないだ見るとは無しに月曜夜のテレビを見てたのだけど、本当に終わっちゃったんだね、「ネプ投げ」。CBCラジオの「つぼいのりおの聞けば聞くほど」なんか、大河ドラマとしての「ネプ投げ三代」(「徳川三代」の捩り)や「ネプ投げ浪士」(同じく「赤穂浪士」)なんて言って盛り上がっていたのに、あんな風に言われて終わってしまったのね。そしてあんな11時回った深夜帯だというのに、小学生出演の小学生向けなぞなぞ企画をやっているのには、痛ましささえも感じずにはおれなかった。11時台だったらアレぐらい可愛いモノだろうに、「ネプ投げ」っていうのが、「日本の国技として。。。」っていうのかねぇ、あほらしい。
 ところで、モーニング娘。は労働基準法違反(児童の深夜労働の禁止)にならないの?NHKが注意処分受けたなんて話聞かないけど、出演のしっぽが9時回ってたのは確かだよ!
 ついでに、V6の「カミセン」「トニセン」は、21世紀には何んて言うの?誰か教えて!
 おわりに、表題の意味は9チャンネル(NHK教育)の超人気番組「おかあさんといっしょ」を見てね。いくら新しい百年の始まりだからって、このタイトルはあんまりだろう、とか思いながら歌のおにいさんは唄っているのだろう。
 そんなことで、今年もよろしく。

その拾肆12月某日

"きっと君は来ない〜"

 いやぁ、もうそんな季節です。いろんな歌手がクリスマス用の曲を発表する中、山下達郎のあの曲は今年も20位以内に入っている。日本ではビングクロスビーの「ホワイトクリスマス」以上に、いまやクリスマスソングの定番中の定番になってるもんなぁ。いいなぁ、夢の印税生活!
 それもそうなんだけど、その山下達郎の曲でおなじみのCMがやっと帰ってきた。と言われていたのに、何だこの15秒CMは?と思っていたら、それは思い出してもらうためのスターターバージョン(予告編)だという。で、12月12日正午より、満を持して本編がやっと登場したのだった。
 思い出すなぁ、「仮面ノリダー」などでまだおもしろかった頃の「みなさまのおかげです」の途中に流れるJR東海のCM。荘厳な雰囲気の中、YUMINGの曲がバックに流れる「シンデレラエクスプレス」(単身赴任列車のことだったんだけどね)で始まったJR東海のイメージアップ戦略&「距離に負けるなキャンペーン」の中、なんといっても盛り上がって、盛り上がりすぎて行き所を無くしてしまった「クリスマスエクスプレス」のCM。突然無くなったのはそういうことなのだろう。 今回過去の映像も取り込みんだり、ラストに「`X(mas)」の表記にあわせて「2XXX」年になっていること(永年性の現れ?)など、20世紀最後のクリスマスに今までの集大成として、ほんとうの最終回としてつくったのだと思う。

 さて、鉄道マニアとしての蛇足。以前の「クリスマス・・」シリーズの時は新しい車両と言えばすべて100系新幹線(2階建て)だったのだが、今は700系(先頭がカモノハシスタイル)の時代。今回のCMには当然ながら700系の登場だが、これがまた流れるようにホームに入線してくる。100系登場のCMだとどちらかというと重たいイメージで、ホームにドシンと陣取っているか、さもなくば遠くをなめるように走っているイメージショットが多かったのだけれど、やはり速さと軽量化、インバーターによる回生が売りの700系、国電のようにシュルッと入線するよなぁ、実際はともかく。

その拾参11月某日

"もうちょっと!"

 困ったことに、先日テレビ朝日の朝のワイドショーを見ていたのだけれど、そこで英国の女王が宴席でも側近たちが携帯電話を鳴らしているのに腹を立て、携帯を禁止しているとの記事があった。何が困ったって、その番組の中で記事を紹介する男の子(俺より3〜4つ下だと思う)は、着メロが「♪猿ゴリラチンパンジ〜」だから女王が怒ったのだというのだ。アホかい!、それは日本だけの話だろうが!。「クワイ河マーチ」も「戦場に架ける橋」も知らんのか!
 さて、「がんばれニッポン(の映画)!」キャンペーンを展開していることもあり、本広監督の「スペーストラベラーズ」を、原作(?)のJOVI JOVAの舞台とともに見たのだけど、まず第一の印象は「おっしぃなぁ〜」だった。強引なストックホルム症候群の持って行き方といい、QUEENで始まってラストにフォーレのレクイエムで盛り上がるなんぞ、もろにわたくしめ好みだったんだけど、ただ「明日に向かって撃て」風のラストってのはどうなんだろうねぇ。まぁ、オチをつけるってのは難しいに違いないんだけど。
 JOVI JOVAの舞台は、アレはアレで小劇場系としては完成度が高いと思うけど、映画だと色々とクリアーしなければいけない点があってあんな風だったのかなぁ。JOVI JOVA風に銀行内だけで終始していくのもいいのではと思うけど、それだと映画としての奥行きが広がらないし、華もないかなぁ。
 せっかくの浜ちゃんがアレしか出てこないっていうのは、多忙だからだと思うけど、アレじゃあもったいないよなぁ。逆に金城君は「不夜城」よりもこの映画の2.5枚目な役とか、パイナップルの缶詰喰ってる方が絶対合ってると思う。

その拾弐11月某日

"まっしろとあな"

 三好町が文化的になるだろうか? ジャスコと専門店街とが入ったi-moll三好が先日やっと誕生した。建設の経緯・意義は別に譲るとして、先日その中に出来た松竹系のシネコン「MOVIX」にさっそく行ってきた。
 一応「がんばれニッポン(の映画)!」キャンペーンを展開している手前、織田裕二君の「ホワイトアウト」と、話題作の「マルコビッチの穴」を見てきた。「ホワイトアウト」は「和製ダイハード」と言われもしたけど、第一印象としてはどちらかというと「クリフハンガー」に近いかもしれない。でも「クリフ」のようなチャチいセット撮影よりも現場ロケを優先させたという話だし、無茶で突飛な設定も、場面を白けさせる「ト書き台詞」もあまりなく、「踊る大捜査線THEMOVIE」を見ていないのでなんだけど、最近の日本映画では結構いい方だと思う。
 「マルコビッチの穴」は原題”BEING JOHN MALKOVICH”そのままの内容なんだけど、どちらかというと筒井康隆チックな内容だった。ただマルコビッチの深層意識が「世の中総マルコビッチ化計画」だとは知らなかったなぁ。でも何でマルコビッチにしたんだろう。別に良いのだけれど。(チャーリーシーンってどこに出てた?

その拾壱10月某日

"小さな命を。。。"

 先日CNNやABCのWorld Reportの中で、米国での話として、ちょっと考えてしまう話が放送されていた。生まれてからずっと具合の悪い5歳になる子どもが成人になるには骨髄移植しか手はなく、そのためにその子の両親が子どもを産むのだという。つまり、ひどい言い方をすれば、その子の「臓器取り」のために子どもをもう一個こさえるというわけである。
 確かにその子の体に適合する臓器提供者を待っていてもいつ現れるか分からないし、現れないかもしれない。しかし兄弟なら適合する可能性もあるのだが、今回は人工授精の技術で必ず適合する子どもが生まれてくるのだという。学者はそのニュースの中で、今度産まれてくる子が同じ病気にかからないように、と言う予防の意味もあるという。両親は5歳になる子を救うための当然の処置だと言っていた。
 結婚していないときのわたくしめだったら絶対、なんてひどい親なんだ、生まれてくる子の事を考えているのか、と言うと思う。しかし自分も子供を持つ身になると、やっぱり自分の子どもはかわいいし、大切になる。今は至って元気だけど、もし同じ様な状況で同じ選択肢を与えられたとしたら、どうするだろう。 自分の身を犠牲にするならまだ容易いが、そうではない、新しく生まれる子だってこれからがある。神さまから与えられる新しい命を人間の手で操作して良いのかと思う反面、なら5歳の子の命を無駄にして良いのか、とも思う。生命倫理に反することのようにも見えるけど、そのことによってひとりの子が確実に生きながらえるとしたら。。。
 申し訳ないのだけれど、わたくしめの意見はまだ固まっていない。

その10月某日

"五輪は文化だ!2"

 えっと、続いて五輪の話。昔天才だった野田秀樹の、その天才だった頃の名著に「体でっかち」(マガジンハウス1988年12月刊)があり、その中で大阪国際女子マラソンでの浅井えり子選手とマーチン選手(豪州)との比較を、
さらにまた、大記録をだしても、息も荒げず、片手で時計を軽くポンと止め、タイムを見て、「ああ、走るって楽しい」風にゴールインする、あのハイレグのマーチン選手に比べて、日本選手のゴールの仕方は、泣きわめくようにして入るものや、ゲロを吐く寸前のような顔をして、ゴールしたりと、悲惨を絵に書いたようで、日本人は三重に、みじめになりました。」(原文のまま)
と、努力根性見せつけるようにむき出して走って、でも格好良くなくて成績も悪い日本人選手を痛烈に揶揄したのでした。
 トルシエでさえ引き合いに出すほど、高橋尚子が各界より注目受けているのには、素顔美人かはともかく、今までの日本人にはない、みんなが見たいと願っていたのだけれど、それを求めてはいけないのかもしれないと思わずにはいられなかった、引用文の中のマーチン選手ような、さわやかなタイプの日本人であったからだと思う。テレビで見ている人に対して、これ見よがしに努力根性を2時間20分42.195粁も見せつけながら走ったのでなく、 彼女の「ほんとに楽しい42キロでした」との言葉が象徴している通り、走ることが楽しくて、そのついでに記録もメダルも取っちゃったと言わんばかりの颯爽とした走り方が、世紀のON対決なんて話題をも吹っ飛ばす位の衝撃を、世の中に与えたのだと思う。
 かく言うわたくしめも最後までバッチリ見てたしなぁ。

その9月某日

"五輪は文化だ!"

 松阪大輔が女性アナウンサーとの密会現場をスクープされたと言う記事が紹介され、女子アナと野球選手がよくくっつくとのコメントが出た後に、フジテレビの番組の中で小倉智明氏が「男子アナウンサーは女子ソフトボールとくっつけ」と、浅草キッドと同じ事を言っていたが、そんなこんなで松阪大輔の不甲斐ないピッチングでオリンピック野球の幕が下りてしまった。
 それはともかく、今回も各TV局がオリンピックの中継をする中で、さすがだなと思わせたのは長い長い夏休み明けの久米宏のやりとりである。現地との衛星中継での会話には当然「時差」が生じるのだが、驚くほどうまく処理をしている。しゃべるだけしゃべって後は黙る、相づちも入れない。他のほとんどのアナウンサーやキャスターは、自分が仕切っていてあせっているためか、自分がしゃべった後当然生じる「時差」の間、相手(選手であることが多い、当然素人) の返答がないと尽かさず二の句を継げてしまって相手のしゃべるタイミングを奪ってしまったり、変な間合いで相づちを打って相手をしゃべりにくくさせていたのが目立っていた。
 オリンピックのイメージソングに関しては、NHKのZARDとTBSのモー娘。で決まりかな。日テレのYUMINGはノリがなさ過ぎてちょっと暗い気もするし、フジTVの久保田俊伸もいい曲かもしれないけど勢いづけれない。テレ朝の福山雅治も手抜いてつくってるなぁって分かる曲だけど、本人がわざわざ取材に現地に行ってるので、まぁいいか。テレ東はコメントしない。
 しっかしNHKは地上波2波衛星2波フル動員してものすごいことになってるなぁ。これだけ持ってるんだからずるいと言えば、ずるいけど。

その8月某日

"なんてったってアイドル"

 今回は要するに、親バカだって話。 以前CBCラジオで、子持ちアナウンサーの小高直子さんが、「親になって分かる、キャラクターの有り難さ」と、のたまっていたのだけれども、最近まさにそれを実感しているのである。何を隠そう我が娘、サンリオから表彰を受けてもいいくらいのキティー好き、1歳にしてすでにキティラーになってしまっているのかもしれない。 生まれて間もなくは夜の寝付きはあまり良くて寝かせるのも難儀だったけど、しばらくしてから自然に寝るようになった。ところがここ最近、寝る時にギャーギャー愚図りだしたのである。そう、そこへ登場したのがキティー人形。ただし我が家の人形はフリマでただでもらってきたUFOキャッチャーモノのため、通常のモノに比べると少しくいびつだけれど、それを抱いてないと寝なくなってしまった。 それどころか親の言うことはろくに聞かないくせに、キティーちゃんの言うことなら素直に従うのである。たとえば娘が寝たくないと愚図っても、「キティーちゃんがもう眠いって言ってるよ」と言えば素直に寝るのである。う〜む、まさにIDOL(偶像)様々って感じだろうか。
 さらに好きなキャラクターに頬ずりして抱きしめているのを見ると、喜ばせたくなるのが親の性か、我が家にも徐々にキティー物が増殖つつあるのも事実。う〜む。

その8月某日

"がんばれ東スポ!"

 そんなに格闘ファンではないのだけれど、アンディ・フグの死はほんとに驚いた。
どちらかというとプロレスに関しては、「馬場猪木時代」でわたくしめの頭の中は終わってはいるのだけれど、邪道でも何でもおんな子ども(失礼!)でも知っているぐらい大衆化に成功した大仁田篤の登場や、強烈なインパクトを与えながらもお茶目なキャラクターでラーメンのCMやバラエティーに出演していたアンディフグのことは気にはなっていた。 K−1だってまともに見たこと無いが、とにかく好きなキャラの一人だったことには間違いない。それもまだ35歳だという。健康すぎるが故、早期発見が出来なかったとも。う〜む。
 このところ、G馬場氏の死去、それに続くJ鶴田氏の突然の死去、それらに起因する伝統を誇る全日本プロレスの事実上の終焉など、続発する事態に目が離せなくなってしまい、以前嵐山光三郎氏に「かつて東スポは(プロレスファンの)太陽であった」と言わしめた、わたくしめの愛読書である中京スポーツ(いわゆる「東スポ」の名古屋版)から又目が離せなくなってしまった。

その7月某日

"がんばれニッポン!"

 この前zip-FMでMusic NavigatorのJames Heavensが「サミットに800億使うぐらいだったら、日本一の店舗面積を誇る横浜そごうに800億使ってその中でやればいいのに」と、いつもながらおもしろいことを言っていたけど、それはともかく、いまTUTAYAで新作の100円レンタルセールをやっていて大変助かる。それで早速噂の韓国映画「シュリ」を借りてきた。 極超低予算で撮ったと言われているが、ラストのオリンピックスタジアムのエキストラだけでもかなり予算がかかると思うけどなぁ。途中ビルが爆破される場面、破壊されるビルのセットはちゃっちいのだけれどあまり写さず、かわりにエキストラを使った混乱の場面にシーンの多くをさいたり、作り方が上手いと思った。 前回「8月のクリスマス」で、にこやかな青年写真屋さんを演じていたお兄さん男優が、今回も持ち前のにこやかさを残しながらも、毅然と立ち回っていて格好も良かったし。それに「8月のクリスマス」もそうだったけど、よけいな解説が映画の中に入っておらず、見ている人が入り込む余地を与えているのもいいと思う。 わたくしめのあまり好きでないあのスピルバーグでさえ、*「観客たちは映画について知識もセンスもあるので、映画製作はチェスト同じように5手先を読まないと観客に負けてしまう。」と言っているのに、 それなのに日本のTVやテレビ映画は商売熱心なのか作り方を知らないのか、作品の中でのナレーションや、演じ手のいらぬト書き台詞が多すぎて、観客を馬鹿にしているし、観客を馬鹿にさせているに違いない!と常々思っていたのだけど、いらぬお節介を排除した作品を造り上げてる点では韓国の方が一歩進んでいるのかもしれない。
 と、思っていたところ、「仮面ライダー・クーガ」と言うのが日曜の朝にやっていた。ご存じ仮面ライダーシリーズの最新作なのだけど、きたろう(シティーボーイズ)がお約束の演技をする他は、30分番組というハンディはあるものの、子ども番組なのであろうかと思わせるカメラワークと番組構成をしていて大変面白い。なめらかな画面構成といい、多くの子ども番組が行っているよけいな解説がほとんどない点といい、子ども番組の枠を越えていると思う。
 日本では出番のない若手の映画監督達は登竜門として、VシネマやHビデオなどの作成で活躍しているようだけど、そういった人達が子ども番組やアニメに進出してきているとしたら、日本の未来はWowwowWowwowだと思う。
*Newsweek,May 26,1982.Time,May 31,1982,p59.

その7月某日

"Snow Brand"

 世の中には牛乳会社などいくらでもあるのだから、雪印がつぶれたぐらいではわたくしめの生活に一片の影響も及ぼさないと思っていたのに、ところがどっこい。先日モス・バーガーへ夏限定発売のわたくしめの大好物、玄米フレークシェークを食べに行ったのになんと発売中止になっていたのであった。 「あるハンバーガー屋」でチーズバーガーのチーズが仕入れられず、販売できないとはニュースで聞いていたが、牛乳と乳製品は別物だからなんともないと思ってたのに、そうは問屋が卸さないらしい。
 今年の流行語大賞には「神の国発言」など色々あると思うのだけど、あの「寝てないんだから」発言は立派に候補に昇ると思う。仮にも(仮かもしれないけど)会社を代表する社長なんだから、失言にしろ心に思っていたことにしろ、アレは言ってはいけないよなぁ。よっぽど良いブレーンが居ないのか、それともよっぽど嫌われてるのか。

その6月某日

"政(まつりごと)"

 やっとこさっとこ衆議院選挙となりました。いつも偉そうに国会でお昼寝している人達が下界に降りて、一生懸命我々下々の者にお願いをしている風を装う日が来ました。 こう見えてもわたくしめは、WPB(週刊プレイボーイ)に連載中の大川興業の次ぐらいに選挙マニアだと思っている。だもんで今回の選挙を楽しもうと思ってたんだけど、いくら党の代表だからって、鳩山由紀夫をCMに出そうなんて思う馬鹿がいるかい? なんだいあの大根役者ぶりは!まだ管直人の方がいいと思うぞ。世の中の黒幕(自民党政治かな?)に嘲笑されても「冗談じゃない」って答えているんだけど、もっと自信もってはっきり言えよ、たった3秒位なんだから。
 それに比べて小沢一郎はやっぱり役者だよなぁ。影響力が低下したって言われているけど、それでもあの堂々とした大物ぶり、なのにあんなお茶目なキャラを演じるとこなんか、さすがだよなぁ。
 森総裁を出さなかったてのは、自民党にしては全く正解だと思う。橋龍のようにいい男でもないし、オブチンのように良い役者でもない、キャラも悪い。党代表が出ない方がイメージ戦略になると言う読みは大したものだと思う。さすが”腐っても自民党”だと思った。
 一番役者だと思ったのはやっぱり、日本初の女性国会議長土井社民党委員長かな。5秒ぐらいしか出演してないが、言いたいことをはっきり言ってキャラも全面に出している。さすがだなぁ”おたかさん”と思わされました。ただ比例代表用の政見放送VTRに参議院の方と出演しているのだけれど、 こちらの方はいまいち歯切れが悪いようで、期待が大きい分ちょっとがっかりでした。
 ところで、なんで日本の選挙って盛り上がらないんだろう? 台湾の実弾(金ばらまき)選挙、韓国の落選運動、米国の党代表から州毎に予備選挙があって小さいとこから民主主義だと思わせる大統領選挙、 みな選挙を楽しんでいるようなんだけど、日本の選挙は盛り上がらないねぇ。韓国のマネして落選運動もやってるみたいだけど、HPに掲載してあるだけで実際に活動しているのかなぁ。だいたい日本の選挙は、俵光太郎や桜井良子がするもの(どっちも古いなぁ)と思われてんのじゃないかなぁ。 そういうお堅い報道の人だけが盛り上がるものだという意識があるのではないのでしょうか。別にSMAPだって選挙権有るし(被選挙権も、もしかして有る?)小柳ゆきはまだ無いけどもうちょっとで選挙権得るわけだし。選挙=報道=硬いっていうイメージなのかなぁ。
 なら、選挙特番をSMAPの中井君が司会をするとか、モー娘。のうち被選挙権のあるあの人に選挙特番で与党や野党の偉い人にインタビューさせるとか、色々手はあると思うんだけど、やらないだろうなぁ。
あと10年したら、フジTVがやりだすかな。

その6月某日

"79.5MHz"

 えっと、今回はラジオの話。わたくしめの故郷埼玉県を代表するFM局と言えば、ライオンズ中継をステレオ放送していると意気込んでいるくせに、解説者もなく実況もお粗末な、でも埼玉県内には結構密着している"FM NACK5"である。 埼玉ローカルのFM局のはずなのだが、東京にも聞こえてしまうため、西武(鉄道系)の資本も入って大したもんになっている。一発屋で終わってしまった感じもある"SUPER BELL"Z"もNACK5のオーディションから出てデビューしている。
 ところで、ここ名古屋でも4月から新しいFM局が開局した。一応東京のINTER FM、大阪のFM COCOLOと同じ外国語専門局って事になっているんだけど、まだ試験放送中だからか、 英語を多用しているZIP-FM(東京のJ-WAVE、大阪のFM802に相当)との違いがよく分からないんだよなぁ。あえて違いを挙げると、ZIP-FMがパラパラ系の新曲とかあたらし物メインで放送してるのに対し、 新しいFM局はわたくしめの好きな`80`sの、いわゆるMTVブーム頃の曲とか、イージーリスニングなどがよく流れるという点であろうか。だもんで追われる立場のZIP-FMはこの春から、一番人気のMusic Navigator(DJの事)のJames Havensを1日に30分ずつ、3回に分けて小出しに登場させたりと、対抗策を採って 大幅な番組改編を行っている。
 さて、この新FM局、79.5MHzということでNACK5が出現するかと思いきや(誰も思ってないか)、局名は"RADIO-i"となった。International、Interactiveなどから付けたのだと思うけど、先頃東京放送(TBS)が、小文字の"i"を擬人化したマークを付けだし、 秋から始まるBSデジタル放送には"BS-i"の名前で放送するという。"i"っていうのは、流行なのかしらん?
 それはともかく、名古屋地区初の外国語FM局の割には、INTER FMなんかに比べると全然日本人向けだし、豊田地方を中心に多く居住する日系ブラジル人向け放送も無さそうだし、 本当に在住外国人向けなのかなぁ。名古屋は人口比にして韓国・朝鮮人の数もかなりにのぼるはずなんだけど、その方々向けでも無さそうだし、まったくZIP-FMと同じ中高校生をターゲットにしてるんだったら意味無いよなぁ。

その5月某日

"MATRIX"

 えっと、やっとビデオ屋で借りることができました。 最良の友人であり、最良の評論家でもあるその男から、 押井守監督の「GOST IN THE SHELL・攻殻機動隊」(アニメ)の実写版だと聞かされたが、どうも俺には「攻殻・・」よりも、"T2"と"ALIEN2"の入った"Super Man"という気がした。 それとハリウッドって、「ベストキッド」のように、修行を積んで鍛えられて強くなるストーリーが好きなのかぁ。"Star Wars"シリーズもそうだけど。 もうちょっと"BLADE RUNNER"っぽいのかと期待していたのに、物語性の高いJOHN CARPENTERの"They Live"という気もしたし、有線電話(日本のNTTに相当)はネットに組み込まれているのに、携帯電話はそうでない、という設定もちょっとおかしい気がする。
 それでも、一番腹が立ったのは、サビの部分の、コート着て超能力(みたいな力)を発揮する場面が少なすぎる!ということ。あのかっこいい場面につられて映画を見に行った人は多いはず! 俺もそうだけど。それがオーラスの30分だけだもんなぁ。 あの場面が全編に渡れば、"Super Man"好きのわたくしめとしては、二重丸だったんだけどなぁ。そういった意味ではかなり期待はずれだった。(ーー

その3月某日

"HATCH POTCH STATION"

 えっと、最近見た番組で兎に角ヒットだったのですが、知ってますでしょうか? 名古屋では9チャンネル、NHK教育テレビの番組なのですが、 あの有名な「おかあさんといっしょ」や「ひとりでできるもん」などの良い子が見る番組が並ぶ夕方に、 どう考えても「子どもが見てこれおもしろいのか?」と思うような番組をやっているのです。
 たとえば、QUEENのかの有名な"Bohemian Rapsody"の替え歌で「迷子のこねこちゃん」を歌ってみたり、 Michel Jacksonの"BEAT IT"で「やぎのゆうびんやさん」を歌ったり、この前はErth Wind and Fireで「♪かあさんが夜なべをして。。。」と歌ったり、とにかく子どもが見て楽しむと言うよりも どちらかといえば30歳以上の大人が見てそのギャグを楽しむ番組なんです。 グッチ裕三と林家こぶ平(声のみ)の場当たり的なアドリブも楽しいですよ。

前頁

<このコーナーは、2〜4週間おきに更新します。>
Moment Musical, Op.94 No.3 (C)1994 Roland Corporation