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いろんな本の書評

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"あしたうちにねこがくるの"

石津ちひろ/文
ささめやゆき/絵
講談社2000年12月
 そのまんま、明日家に猫が来るかなぁと想像する話。怪獣みたいな猫が来るかしら、踊りが上手い猫が来るかしら、それとも。。。。
その、ドキドキが上手く現されていて、うちの子は大好きな話です。

"そして犬は走ってゆきます"

五味太郎ブロンズ新社2002年6月
 毎回おなじみの、氏独特の言い回し、絵での表現であるのだけれども、この犬が走っていくことを通して色々深く考えることできる1冊。もちろん何も考えなくても楽しく読める1冊。

"ちいさなしろくまくんのおはなし"

ドロシー・シェリル:著
湯沢朱実:訳
こぐま社2002年10月
 「ね、〜でしょ。」の繰り返し、つまらない日常から脱出したはいいが行き場が無くなってしまい、帰る所がないのに母親が優しく迎えてくれたり、温かいミルクが出てきたり、と子供が喜ぶ要素が詰まっている絵本。 でも、前述のように聖書の「放蕩息子」のような真理がある絵本。テディーベアーのような可愛らしいクマ一家の絵も見ていて楽しくなってくる。

"3びきのくま"

トルストイ/文(おがさわらとよき:訳)
バスネツォフ・ファヴォルスキー/絵
福音館書店1982年11月
 森で迷った女の子が偶然クマの家に紛れ込んで、スープを飲んでベットで寝ていたらクマが帰ってきた、と言うそれだけの話なんだけど、「大きい」「中くらい」「小さい」と言う響きが何回も続いたり、 クマがガォーと唸ったり、子どもにはとても楽しいようです。
 ちなみに我が家にあるのは千野栄一/訳、片山健/絵のミキハウス1987年のものなのだけど、他ではクマの楽しい冬ごもりを描いた片山健が、この本ではファヴォルスキーの絵をまねた、ちょっとおどろおどろしい絵を描いている。

"キャベツくん"

長 新太文研出版1995年1月刊
 キャベツくんとブタヤマさんのただのやりとりで、教訓も無けりゃ感動もないが、大いなる笑いとオリョリョと言う感じのラストが最高だと思う。
 ただこういう教訓も無けりゃ感動もない絵本って、売れないらしいねぇ。わたくしめは大好物だけど。
 

"わたしのいもうと"

松谷みよ子/文
味戸ケイコ/絵
偕成社1987年12月刊
 戦争についてのシリーズの中の戦争とは関係ない1冊。ただみんなと一緒に遊んだり、話をしたい。それだけを願っていたいもうとについて淡々と書かれた1冊。「わたしのいえはつるのいえ」と言うのが何とも泣けてしまった。
 

"百万回生きた猫"

佐野洋子講談社1977年10月刊
 わたくしめが買ったときは誰も話題にしていなかったのだけど、今ではミュージカルにまでなったしまった。百万回生きた猫のはずなのに、101回目は無かったのはなぜ?と言うような話。
 

"とりかえっこ"

さとうわきこ/文
二俣英五郎/絵
ポプラ社1978年6月刊
 ひよこちゃんがお散歩に出て、いろんな動物と藁しべ長者的に鳴き声の取り変えっこ遊びをする、それなんだけど、笑えます。
 

"わすれられないおくりもの"

スーザン・バーレイ
(小川仁史:訳)
評論社1986年10月刊
 アナグマさんはこの作品で亡くなってしまうが、次回作では生前の頃のアナグマさん主催のパーティーの話になっている。それはともかく、森の大事な住人だったアナグマさんが亡くなって、みんなが偲ぶうちに。。。と言う話。
 作者は卒業制作としてこの作品を造り上げたという。
 

"旅の絵本"

安野光雅福音館書店1977年4月刊
 20年ぐらい前にブームになりましたけど、今見ても楽しい本です。第2巻は端の方にイエスキリストの生涯が。。。
 

"いないいないばあ"

松谷みよ子/文
瀬川康男/絵
童心社1967年4月刊
(1981年5月改版)
 最近では木村祐一の「いないいないばああそび」(仕掛け絵本・偕成社)の方が書店でも目に付くけど、この本は今だに多くの児童書で推薦されているし、見た目にもかわいらしい絵で、印象を与えると言うより安らぎを与えると思う。
 同コンビの「いいおかお」も同じ理由で安心できる本。
 

"ねないこだれだ"

せなけいこ福音館1969年11月刊
 夜寝ない子はおばけになってしまうと言うお話なんだけど、救いが無く、お化けになって飛んでいって終わりの本。だからこそ怖いのだけど、うちの娘はまだその怖さに気付いていない。
 同著者の「いやだいやだ」も、同じく救いが無く、考えてしまう本。
 

"しろくまちゃんのほっとけーき"

わかやまけんこぐま社1972年10月刊
 「こぐまちゃんシリーズ」は十冊前後有るものの、うちの娘のお気に入りは断然これ! うちでホットケーキをつくったりすると、自分の実体験と合わせて、大喜びでお話ししてくれるくらい大好きな本。